優等生ちゃん。

優等生ちゃんのブログです。ゲームと動画と創作が好きです。

筆を折ってでも心を折られてでも我々は書くことだけはやめない

「だいたい、普通に人間として生きることの素晴らしさをお前は認めていないだけなんじゃねぇか?」
「そうだね、僕は自分が人間として生きること素晴らしいとは思っていないのかもしれない。でも、人間に対しては素晴らしいものだと認めている。でなければ物書きなんて、やっていられないだろうぜ」
「もっと良い人間であろうとか、向上心とか、信念とか、そういうものはお前にはないのか」
「人間として向上して、何かを成せたとて、それでどうなると言うんだい? 一時的な快楽と、達成感という名の自己満足だけがあるわけで、結局のところ何も残りはしないのさ。だから僕は残すということをただ考えて生きている。僕が今考えていること。見ているもの。感じたこと。それらは全て残すべきものだ」

「だから、僕についての話をしよう」

優等生ちゃんはそう言って、ニマリと笑った。